真ちゅう(銅と亜鉛との合金)からアルミニウムへ素材を変えてコストダウンに成功

       
コストダウンに成功した
   会社・業種
懐中電灯をはじめとする光製品・電源機器企業。
経緯
懐中電灯の筒の部分、あるいはプラスチックの中に入る導通パイプを
真ちゅうで作っているお客様がいました。真ちゅうのパイプをカットし、
それに電極の処理や穴を開けたりし加工していました。
真ちゅうもアルミも導通性は殆ど変わらない。むしろアルミの方がいい
場合がある。
またパイプから加工するよりもインパクトプレス加工の方が、
スイッチの接点が最初からつけられる(金型の加工により)
という点があって、それなら、アルミで試してみませんかと言った事が
始まりでした。


工夫点
電池との内部公差(内径)、そしてアルミの肉厚のバランス。
外国からの紙巻電池(外の印刷部分が紙で出来ている電池)
がJISの規格外なので、入らなくなるということがあったが少し大きめに
作ることで解決した。


結果
真ちゅうからアルミに変わって、約半額へ コストダウン成功。


今後考えられる素材
パイプで、使っているものなら何でも使える。
(インパクトプレス加工には高さや径には限界がありますが)
もし、現在真ちゅうやプラスチック等の素材を使用しているお客様は
リサイクル・導電性などに優れたアルミニウムをお考えになっては
いかがでしょうか。