自社ラインの自動化によりコストダウンに成功

「機械化したけど収益は変わらない」 
「社員の仕事が楽になっても、人件費は減らない」 
そこで社長は考えました。


現、社長入社(今から12年前の事です。)それまでは、各加工工程は機械化されて
いたが、連結部分が自動化されていませんでした。
要するに、手間は省けて、効率は良くなるものの
思ったほどのコストダウンにつながらない。
そんな悩みを抱えていました。
問題は、この部分です。どうしても機械と機械の間は、
人の手で運んだり、機械の出入り口には人がいなければならない。
これを何とか自動化する事にしました。

目的 @業務の効率化
(1ラインを無理なく1人で見れるように)
A収益の向上
B品質の安定
C社員の意識向上
D顧客への低コスト供給


年表 内容
25年前
インパクトプレス加工及び2次加工の自動化開始
(それまではプレス機にスラグを一本ずつ手作業)
また機械加工をする入口と出口に必ず人がいて、
製品を機械に挿入していました。)
また金型へのスラグ挿入も自動化
しかしスラグ供給機には、まだ手でスラグを入れていました

20年前
篭詰め機の自動化。※初期段階

15年前
シーケンサー装置※制御の自動化が始まる


12年前
スラグの自動供給装置
パーツフィーダー(部品供給装置)のスラグが無くなる前に
自動でスラグを供給。

11年前〜
10年前

洗浄機の自動化。
篭の標準化とマテリアルハンドリングの自動化。

8年前
印刷機の箱詰め機の自動化

8年前
ピンホール検査機導入※自社開発製品

〜現在
1ラインを1人で見られるように、自動化を進めました。

(あくまでも上記は、1部です)

結果
自動製缶ライン 5ライン(10人→5人)

自動印刷ライン 5ライン(12人→6人)
自動洗浄ライン 1ライン(2人→0人)へと減少。
※減った人数は、退職者やエンジニアリング事業
(自動化のノウハウを活かし、外販を開始)へ移管。

経費(1ライン、約500万円とすると500×11=5500万円)
人件費(1人、年間約300万円とすると300×12=3600万円)
あくまでも単純計算ですが、約1年半でイニシャルコストは、
ペイ
できました。
まさに、コストダウンは成功したのです。
今後もお客様に品質の高い、低コストな製品を提供していきたい
と思います。