楊枝は奈良時代! 楊枝(ようじ)は奈良時代に仏教と共にインドから中国・朝鮮半島を経て日本に伝わりました。
歯木と呼ばれ、木の枝を一端を噛んで毛筆の毛先状にしたものです。
お釈迦様が始まり! そもそもは、お釈迦様(紀元前500年頃)が、弟子たちにこの歯木で歯を清潔にすることを教えたのが始まりといわれています。
中国ではこの歯木に楊柳(ようりゅう)という木の枝を用いた事から楊の枝、すなわち楊枝(ようじ)と書き、これが語源として伝わっています。
最初は僧侶! 日本では、最初は僧侶に取り入れられ平安時代に一部上流社会に伝わり、江戸時代には房楊枝と呼ばれ庶民にも広がりました。
楊枝は僧侶の第一番 僧侶が身に付けておくべき「十八物」の第一番に上げられているのが楊枝です。口をすすぎ、身を清めることが信仰者の心得の第一条件であり、口腔のみならず保健衛生思想の第一歩であったことがうかがえます。今も仏教界では儀式化されのこっているのです。
保健衛生の象徴 京都の三十三間堂では、毎年一月十五日に「楊枝のお加持ち大法要」が営まれており、楊枝が保健衛生の象徴として疫病退散に、ご利益があるということです。浅草寺では六月十八日に「楊枝浄水加持会」が営まれています。
北欧では食後必ず 楊枝の先進国は北欧です。
高齢社会を迎え、歯の大切さを十分知っている北欧の国々では、楊枝に対する意識も格別で、主に「三角楊枝」が多く使われています。いつも身近に持ち歩き、食後は必ずと言っていいほど使用されています。
ようじンボウを持って 日本でも歯に対する意識が少しずつ高まって参りました。いつでもどこでも「ようじンボウ」を持って口臭・歯の予防に食後は楊枝を必ず使用していただく事をオススメします。